変えなけれ

 ゴミの処理は多くの国で問題になっています。ほかの国にごみを運んで、処理を頼む場合もあるそうです。日本でも最近、関東地方のある県が、遠く東北地方にまでゴミを運んで処理を頼みましたが、話し合いがうまくいかなくて、まだ問題は解決していないそうです。とくにビニールやプラスチックのゴミは処理がむずかしく、地中に埋めることが多いのですが、埋める場所も限界に近づいています。
  最近の『広報東京都』に、「各家庭から出るゴミは、一人ひとりのちょっとした努力と気づかいで減らすことができます」という記事が出ていました。また、今朝の新聞には、北海道のある町の場合についての投書が出ていました。ゴミを出す時は乾電池、生ゴミ、固形燃料など六種類に分けて出します。乾電池は市内の数ヵ所にあるポストに捨てます。生ゴミは処理して、老人のための施設で燃料として使うそうです。「ゴミを細かく分けて出すのは、最初はめんどうでも、そのうちに慣れてしまいます。」投書者は言います。
  このような捨てかたの工夫も大切ですが、ゴミをあまり出さないようにすることも必要でしょう、買い物をするたびに包み紙を捨てなければなりません。贈り物をもらうと、きれいな包み紙の中にまた箱やカンがあって、結局、中のものと同じくらいのゴミが出ます。しかし、きれいな包み紙がなければ、商品は売れないのが現実です。「一人ひとりの努力」だけでは不十分です。商品の流通機構そのものを変えなければ、ゴミ問題の解決にはならないでしょう。


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